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日記(4月2週目)

4月4日(火)

税理士さんと、2022年の確定申告を振り返った。インボイス制度の話が出たので、わかったフリをしておいた。しかしどうやら自分の理解はズレていなかったようで、わかったフリにならなくてよかった。事務作業と数字は苦手だけど、仕組みを理解することはできている。

夜は、ひさしぶりに会う友達と飲んだ。三宿「新記」へ行った。水餃子を頼んだら揚げ餃子がきて、汁なし麺を頼んだら汁麺が来たので、少しだけ悲しくなった。おいしかったけど。そのあと、よく行く芸人バーへ。話の流れで、各事務所と養成所の特長を聞いた。ちなみに私は養成所に通う予定はないし、芸人になる予定もない。

 

4月7日(金)

有給休暇を取って、髪を切りに行った。フリーランスで働いていたら、仕事の合間に切りに行けるけど、会社員をしていると、土日か、有給休暇を取って切るしかない。でも休みの日はやりたいことがたくさんあるし、なかなか髪を切れない。みんなどうしているのか。会社勤めに慣れていないから、毎日、いちいちそういうことに困ってしまう。

髪を切ったあと、フリーの仕事で少しだけ赤坂へ。「ラヴィット!ミュージアム」がやっているから「ラッピーマーケット」もまだやっているのかと思ったら、そちらは数日前に終了してしまっていた。残念。ハードコアチョコレートのコラボTシャツが欲しかった。

平日の昼間だったので、休日は混み合っているであろうミュージアムにするっと入れた。たくさんの小道具が無造作に置いてあるのに、触れることが禁止されていなかった。どうやって秩序が守られているのだろうか。何か盗まれることはないのだろうか。勝手に不安になってしまった。展示自体は細部までとても作り込まれていて楽しかった。

夜は飲み会へ。しかも、はしごをした。飲み会のはしごは、さすがにコロナ禍が明けた実感がすごい。3件はしごして、3時まで飲んだ。楽しさに身を任せて、何を話したかほとんど覚えていない飲み会だったのでよかった。

「お酒、強いんですか?」と聞かれると「強くないですよ」と答えていたけど、長時間飲み続けても真っ直ぐ帰れるので、もしかすると強いのかもしれない。アルコール度数が強いお酒は飲めないけれど。テキーラは絶対に飲まない。

 

4月8日(土)

朝から整体へ。座りすぎで、股関節が固まっているらしい。反り腰が常に気になっていたのだけど、股関節が固まっていることからきているようなので、伸ばし方を習った。毎日よく伸ばそう。

夜は「菅付雅信の編集スパルタ塾」10周年パーティへ。私は2014年に通っていた(正確には途中でサボり始めた)2期生。当時は24歳で、すでにフリーランスのライターや編集者をしていたものの、編集とはなんたるかを学べて、自分の中に編集ポリシーが生まれて、それからずっと編集者を続けていられるのは、この塾に通ったおかげだと思う。

パーティには1期から10期まで総勢100人ほどの塾生が一堂に会した。期を跨いだ有志の方々が企画してくれたおかげで、とても良い夜だった。同期の数名とは何度か仕事をしたけど、他の期の人に会ってみるとその中にも過去に仕事をした人がいて驚いた。菅付チルドレンはバイブスが合うらしい。これからもバイブスが合う人とテンポ良く楽しいものを作りたい。

楽しい夜は朝まで続いたようだけど、私は『オールスター後夜祭』を観るために1時ごろ帰宅。多めに千円札を用意して待機していたのだが、夫から「それは違う番組じゃないか?」と言われて、『クイズ☆正解は一年後』の年末ジャンボ企画と混同していたことに気づいた。その千円札は翌日の飲み会で使い切った。

体重が重い順に何人数珠つなぎにできるか(体重計に乗って前の人より重いとアウト)というクイズで、体重予想のためにママタルト大鶴肥満がいろんな芸人を持ち上げていたのがよかった。そのおかげで、深夜に駅の改札でバックハグをしているカップルを見ても、大鶴肥満を思い出してニッコリできるようになった。

 

4月9日(日)

下北沢「BONUS TRACK」で開催された「日記祭」へ。名前のとおり、いろんな人の日記が並ぶ、即売会である。BONUS TRACKはいつも理想的なハレとケを感じる施設で大好き。

ずいぶん日記を書けなくなってしまったので、試しに人の日記を読みたくなって、足を運んだ。書き出しが好きな日記や、同じコンテンツにたくさん触れていそうな人の日記を買った。少しずつ読んでいる。

ここ数年、私的なことを書こうとすると、「そんなもの、誰が興味を持つんだ」「つまらないものを書くな」と私の中にいるイマジナリーネット民がわらわらと溢れ出してくるので、書けなくなっていた。昔、自分の発言が炎上をして5chにスレが立って、叩きに叩かれたことも少しだけ尾を引いているのだが。

少し前に読んだTaiTanさんのインタビュー(Webメディア『JINS PARK』掲載)で「他者から見たときのイメージと、自分が持ってるアイデンティティがズレてない人がモテてるんじゃないか」という仮説の話をしていて、それは本当にそのとおりだと思った。モテるだろうし、何より生きやすくなるだろうなと。

私は昔から第一印象として、落ち着いている、しっかりしている、怖いなどと言われることが多い。愛想がなくて態度が悪い人見知り(長年努力をしてみたがたぶんあまり変わっていない)なので、そう思われても仕方がないと思う。

しかし、親しくなった人はどうやら、私が大変落ち着きがなく、とんだポンコツで、メンタルが大変不安定である、といったことを理解してくれている様子である。前述のとおり、理解されにくい理由は明白なので、仲良くならないと理解してもらえないのはよくわかる。

別に「大目に見てね」と言いたいわけではなく、TaiTanさんのいう「モテ」を獲得したいのである。そのために私ができることを考えて、いま日記を書いている。

ちなみに日曜も、夕方から終電まで飲み倒した。下北沢「まちなか」で食べた、ホタルイカの麻婆春雨が絶品だった。